一生懸命口笛を吹く彼と履きつぶした靴

一生懸命口笛を吹く彼と履きつぶした靴

ある晴れの日の午後、少年はママからお使いをことづかって、ハクサイとねぎと豚肉を買いにいく途中だった。
少年は思った。
今夜はおなべだ!わーい!…と。
しかし、彼への試練は次の瞬間に起きた。
なんと、ポッケにしまっておいたおつかい用のお金2千円が、どこにも無いのだ!
少年はスーパーのレジの行列に並ぼうとする時、大丈夫だよね、とズボンのポケットをまさぐって確かめてみたのだ。
そしてその時お金が何処にもないという事実を知ったのだ。
怒る母親を想像しながら、少年はしょうがなく手ぶらで家路につくことにした。
次回からは、お金はクツかくつ下に入れることにしよう。
少年はこめかみを押さえながら、そう心に決めた。

●<サイト紹介>●

★★